藤沢市議会

令和6年2月定例会 代表質問【災害対策について】

市長の政治姿勢について/みんなが「大好き!」と思える藤沢にするた
めに

会議日:令和6年3月13日 質問・回答
「災害対策について」

西川せいじ

予期せぬ災害に被災すると何が自分の身に起こるかはわかりません。
先週末、市民センターの体育館で実際の避難所で活用するベッドや仕切りを使い、宿泊することで避難生活を体感したり、炊き出しを体験する防災キャンプという1 泊2 日のイベントのお手伝いをさせていただきました。予想以上に寒くて寝にくかったという意見の方が多く、事前にシミュレーションをすることは大切だと痛感いたしました。
今回参加した方々は寒さへの事前準備も今後しっかりされると思います。今回のイベントを企画していた団体の方が「平時にやってないことは有事にできないよ」という言葉がよくわかりました。指定避難所になっている全ての市民センターや小中学校でも実施したほうがいい内容だと感じております。

西川せいじ

1月1 日に能登半島の地震が起こり、藤沢市からも消防隊員、DMAT の医療チーム、保健師、看護師や応援職員を派遣し、現地の支援をしております。藤沢市も災害対策はしていますが、長らく大規模地震等の災害に被災しておらず、現場の避難所でしか
わからないことがたくさんあります。派遣から帰ってきた方からの現場では何が必要とか何が困ったとかの生の声を藤沢市の災害対策に活かしていきたいとおもいますが、どのようなご意見がありましたでしょうか?

斎藤防災
安全部長

災害対策に関しましてお答えいたします。

能登半島地震の発生に伴い、本市では、専門的な職員の派遣のほか、応急対策職員派遣制度に基づく被災地応援職員として、石川県志賀町へ、事務や技術等の職員を現時点で14名派遣し、現在も復旧・復興へ向けた支援を続けております。また、派遣職員からは、被災現場で不足している物資のニーズを聞き取り、建物の保護等に使用するブルーシート1千枚を義援物資として、本市から輸送いたしました。また、派遣職員からの報告として、被災地では、迅速に被害状況を把握するとともに、必要とする人的・物的支援を支援機関に対して速やかに要請する初動対応が、大変重要であることを確認しております。

西川せいじ

また、女性目線及びペット防災に関して、本市で今後拡充していく防災政策を教えてください。

斎藤防災
安全部長

女性目線及びペット防災に関しましては、能登半島地震に伴う報道資料等からは、避難所等において女性への配慮が行き届かないことや、ペット避難が困難であるなど様々な課題が挙げられていることを承知しております。

本市の今後の取組でございますが、女性視点につきましては、全職員を対象としたeラーニング研修で「女性視点の避難所運営について」を実施し、女性視点の重要性を学ぶとともに、その意見照会の結果を集約し、避難所運営マニュアルへ反映してまいります。加えて、被災地における経験等を踏まえた情報を収集しながら、必要な対策を検討するとともに、地区防災訓練等の様々な機会を捉えて、周知啓発等を進めてまいります。

また、ペット避難につきましては、ふじさわ防災ナビやホームページ等におきまして、同行避難等が可能な避難所等の周知に努めるとともに、新たな避難場所の確保等を図ってまいります。加えて、ペットと伴に車両避難が可能な民間の駐車場等の使用に関する協定の締結を、引き続き進めてまいります。更には、自助として、ペット同伴の在宅避難や、他地域への縁故避難等を推奨する啓発に努めてまいります。

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