ペットと共に生きる
今年から線状降水帯という新たな単語がニュースで飛び交うようになり、日本の各地で水害が発生しています。これは地球温暖化というような優しい表現ではなく、気候危機の影響だと私も捉えています。
水害等が発生したときに避難が必要な場面も増えてきている中、ペットと暮らしている家族は藤沢でもかなりの割合です。
一番よいのはペットと共に避難所生活ができればいいのですが、ペットと暮らしている方にとって満足できるようなペット専用避難スペースを確保している避難所がほとんどないのが藤沢の現状です。ペット専用避難スペースを確保していても屋根がある屋外だったり、施設内に数匹程度しか避難できなかったり、様々なパターンがあります。
ペットと一緒に避難できなければ、一緒に家にいる
ペットは家族と言っているご家庭の方が一緒に避難したときに、こんな場所だと怒るだろうなと想像できる避難所がたくさんあります。そのような方はペットと避難できなかったり、ペットの避難スペースに満足できなければ、一緒に家にいるっていうんです。
本当に家にいたら危ないから避難指示が出るのに、避難所側がちゃんとその方々の気持ちを汲み取らない影響で避難をしないという状況です。避難所は人の命が優先と言うのですが、人の命を優先するなら、地域の方が自分よりも大切に思っているペットも守らないと人の命は救えないと思います。
避難しても一緒にペットと生活したくないですか？
災害時にペットと一緒に避難できる環境を増やしていきます。また、いざという時のためにどのようなものを持って避難所に行けばいいのか、避難所での生活のためにペットがどういう対応ができるようになったらいいのかを学ぶ、ペット防災訓練を実施していきます。
ペットを飼うことによって、子どもたちには命を大切にすることを学べますし、高齢の方であれば認知症予防や散歩のおかげで身体的にも元気になります。ペットと暮らしている方々が安心して暮らせる藤沢にしていきたいです。
