藤沢市議会

令和6年2月定例会 代表質問【放置自転車対策について】

市長の政治姿勢について/みんなが「大好き!」と思える藤沢にするた
めに

会議日:令和6年3月13日 質問・回答
「放置自転車対策について」

西川せいじ

放置自転車問題についてです。
白い杖を持った視覚障がい者や体が徐々に動きにくくなってきていてゆっくりしか歩けない高齢者にとって、安心安全に道路を歩こうと思ったときに放置自転車の存在がリスクになっていきます。藤沢市の方がみんな安心して歩くためにも放置自転車を減らしていくことが大切です。
放置自転車対策としては3つの施策を講じております。

1つ目は駐輪場を増設することです。放置してはダメと言っても止める場所が確保されていなければ、無茶な話です。本市ではビルの建て替え時に駐輪場を備え付けましょうという付置条例があったり、すこしずつ駐輪場を増設したりしております。

2つ目は放置自転車撤去の強化です。平日と月に1 回日曜日にシルバー人材センターの方々が撤去活動をしてくださっています。

3つ目は啓発活動による自転車は放置してはいけないというモラルの強化です。

放置自転車については、いろんな施策のおかげで減ってきてはいるものの依然として店舗前や交通量の少ない道路などには放置されている自転車を見かけます。

西川せいじ

9月議会においても、視覚障がいのある方から陳情もあり、更なる放置自転車対策の強化が必要と考えております。
また、DXの観点からも効率的に業務を進めていく必要性があると思いますが、市の今後の方針について教えてください。

北村道路
河川部長

「放置自転車対策について」お答えいたします。
放置自転車対策を進める上では、駐輪場の確保は必須でありますが、主要駅周辺での新たな用地確保は、困難な状況と考えております。

北村道路
河川部長

このことからまずは、既存駐輪場の増強や利用環境の向上を図るとともに、定期利用と一時利用のバランスを見直すなど、より多くの方に利用していただけるよう検討してまいります。
さらに民間事業者との連携として、駐輪場シェアサービスの拡大、補助制度の積極的な活用により民間駐輪施設の維持・増設を促していきたいと考えております。
また、放置自転車対策として、街頭指導員を配置し、指導・啓発を図るとともに、放置されている自転車については警告札を貼付し放置の是正を促しています。
警告札の貼付後、一定時間放置されている自転車については、市内に2箇所ある保管所へ移動し、保管しているものです。

北村道路
河川部長

これらの作業につきましては、街頭指導員から市への電話連絡、それを地図に落とし、受託者が市窓口に来庁し伝達する流れとなっており、アナログな手法で業務を行ってまいりました。
昨年度から業務の効率化を図るため、放置自転車を管理するアプリを作成し、令和6年度の本格運用に向け、現在タブレット端末等を使用した連絡調整や伝達などの試行運用を進めているところです。

北村道路
河川部長

このアプリの使用により、放置自転車の位置や自転車情報をリアルタイムで確認できるようになります。街頭指導員、パトロール、保管所、市が、警告札の貼付から移動、保管状況までの情報を共有することができ、業務の効率化に繋がるとともに、啓発・移動についても強化できるものと考えております。
引き続き、より効率的・効果的な放置自転車対策を進め、安全で住みよい生活環境が保持できるよう取り組んでまいります。

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