藤沢市議会

令和6年2月定例会 代表質問【核兵器廃絶及び恒久平和について】

市長の政治姿勢について/みんなが「大好き!」と思える藤沢にするた
めに

会議日:令和6年3月13日 質問・回答
「核兵器廃絶及び恒久平和について」

西川せいじ

次は心の平和から真の平和に話をうつらせていただきます。
私たち湘南維新の会の2 人は偶然にも戦争被爆地の一つである広島市をルーツにもっています。やはり、広島市の平和教育の賜物だと思いますが、平和や核兵器に関する想いは切っても切り離せるものではありません。

西川せいじ

私たちは昨年視察の一環で広島の平和記念資料館を訪問させていただきました。私が以前訪問した時とは展示の方法が大幅に変更されていました。以前であれば被爆したアイテムが雑然と並べられていた記憶があるのですが、現在は被爆したアイテム毎のエピソードが書き綴られていました。例えば、お弁当箱の中に炭になったご飯が入っている展示品があります。これは中学生のA 君が建物疎開という空襲で火災が広がるのを防ぐために建物を取り壊す作業をしていた時に被爆したアイテムですといった形で、非常に感情移入しやすい展示方法になっております。中学生や高校生の子どもたちがみたら、自分と同じくらいの年の子や年下の子たちが被爆した現実が手に取るようにわかるかと思います。生まれてきた時代が違うから、生まれてきた場所が違うから、今戦争に巻き込まれていない、このありがたさも感じられるのではないかとは思いますし、何かできることがあるかもしれないと動き出すきっかけにもなったら嬉しいです。ぜひ皆様も一度はご覧になっていただきたいです。

西川せいじ

現在、平和学習広島・長崎派遣プログラムを通じて、核兵器廃絶や恒久平和への想いを子どもたちに伝えております。実際の被爆
体験者はかなり高齢になっており、語り部が減っていっています。現地に行った子どもたちが「自分たちが原爆や戦争の凄惨さを伝えていかなければならない」といっており、このような気持ちになる、とても意義がある事業を継続していると思っています。「平和学習広島・長崎派遣プログラム」が核兵器廃絶や恒久平和への一歩として重要な役割を担っていると考えておりますが、改めて本プログラムの意義を教えてください。

鈴木市長(企画政策部)

湘南維新の会 西川誠志議員の代表質問にお答えいたします。
私からは、「核兵器廃絶及び恒久平和」のご質問にお答えいたします。
先日、広島派遣の際にお話をいただいた被爆者の方から、参加した青少年の真摯さと熱意に対し、「一隅いちぐうを照らす者の心境で、小さいことであっても、世界の平和のために尽くしてきたこと、そして、参加者一人ひとりがこれからも平和に尽くしていってほしい」との思いが込められた手紙をいただきました。

鈴木市長(企画政策部)

その方への感謝とともに、平均年齢が85歳を超えた戦争体験者の戦争や被爆の記憶という生きた証言を直接聞ける時間は、参加者にとって、何ごとにも代え難い貴重な経験であると改めて認識を深めたところであります。
今年度の参加者報告会においては、「これからは、知るだけでなく、知って伝えることが若い世代の使命」との力強い発表もありました。
私は、これからも、こうした被爆地の平和への思い、そして、戦争の記憶を次世代にしっかりと継承してまいります。

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