「欠点」は隠れた才能!子どもたちの「非認知能力」を育む藤沢の幼児教育へ

教育

近年非常に重要視されている「非認知能力」

幼児教育の現場で近年非常に重要視されている「非認知能力」について、先日の議会で取り上げた内容と、私の強い想いをお伝えしたいと思います。

「非認知能力」が子どもを賢くする

「非認知能力」とは、IQや学力テストのような数値では測れない、意欲、やり抜く力、自制心、協調性といった内面的な「心の力」のことです。
近年、この非認知能力を幼児期にしっかりと育むことが、結果的に学習に向かう力や論理的思考力といった「認知能力」を強力に後押しし、子どもたちを賢く伸ばしていくことにつながると分かってきています。

「変な子」のレッテルに隠された突出した才能

しかし、私が教育現場において何より危惧しているのは、いわゆる「認知能力(お勉強)」が今の時点では強みとして表れておらず、ぱっと見ではその子の良さが分かりにくい一方で、「非認知能力」だけが突出している子どもたちの存在です。

例えば、以下のような子どもたちです。

落ち着きがない子実は好奇心がとても旺盛で、情報処理や頭の回転が速い「探索力」の持ち主かもしれません。
支度が遅い、ぼーっとしている子何も考えていないのではなく、周りをよく観察し、自分の中で深く納得してから動きたい「哲学的思考」の塊かもしれません。
人が好きで構ってしまう子「おせっかい」と言われがちですが、自分のことより先に人に心が向く、極めて高い「共感性」や「関係構築力」を持っています。
大人から見ると「欠点」に見えたり、世間からは「ちょっと変な子」「困った子」というレッテルを貼られがちな行動の中にこそ、未来のイノベーターやリーダーになる「才能の芽」が隠れているのです。

保育士さん・幼稚園教諭の「気づき」が才能を導き出す

問題なのは、その子に才能がないことではありません。その才能に合う理解や関わり方が、私たち大人側に見つかっていないことなのです。

だからこそ、子どもたちが「変な子」というレッテルで自信を失い、才能を潰されてしまう前に、一番近くで寄り添う保育士さんや幼稚園教諭の皆様が、この「非認知能力のサイン」を確実に拾い上げられるようになることが極めて重要です。先生方が「困った行動」の裏にある個性を読み解き、才能へと導き出す視点を持つことが、子どもたちの人生を大きく左右します。

議会での提案:現場の知見を「市全体」の財産に

この想いから、先日の市議会において、藤沢市における非認知能力の育成と教育現場への支援について質問を行いました。
現在、藤沢市内の各保育園や幼稚園では、先生方が非常に意識高くこの課題に取り組んでくださっていますが、その質は各事業者の努力に委ねられている側面が大きいのが実情です。
市の答弁では、「市から統一的な手法を押し付けることはしないが、各事業所で蓄積された様々な知見が現場にフィードバックされる良い循環が生まれており、園長会などの情報共有の機会を市として支援していく」との見解が示されました。

私はさらに一歩踏み込み、現場で蓄積された素晴らしい知見を市全体で共有・分析し、市が主導して専門的な研修の場を設けるなど、先生方が非認知能力を拾い上げるスキルを磨くための「積極的な支援」が必要だと確信しています。

まとめ

藤沢の子どもたちが、変化の激しい社会を生き抜く「自己肯定感」と「生きる力」を身につけるために。誰一人「変な子」と見過ごされることなく、その子らしさを爆発させて成長できる質の高い育成環境を整えるため、私はこれからも実効性のある施策展開を強く市に求めてまいります。

藤沢市議会議員:西川 せいじ

TOP