辻堂・藤沢にフードリボンの輪が広がっています

教育

子どもたちの「今日の一食」を地域でつなぐ

「フードリボンプロジェクト」は、子どもたちの「今日の一食」を支えるための取り組みです。
飲食店を利用するお客さんが1つ300円のリボンを子どもの一食分として先払い購入し、店内に掲示します。
子どもたちは、掲示されたリボンを1つ手に取り、1食分の食事ができる仕組みです。

現在、辻堂駅の北口と南口にそれぞれ1店舗ずつ、フードリボンを活用している参加店舗があります。
そして、この春からさらに輪が広がります。藤沢市役所文庁舎1階にて新たな提携店が加わる予定となっており、5月下旬から6月上旬にかけてのスタートを目指して準備が進められています。
市役所という地域の中心的な場所に拠点が増えることで、多くの子どもたちや保護者の目に触れやすい環境が整います。

なぜ、今この取り組みが必要なのか

2022年に厚生労働省が調査したデータによると、日本における17歳以下の子どもの貧困率は11.5%、およそ9人に1人とされています。
子どもの貧困は、その実態が見えにくい問題として知られていますが、今日もさみしい思い、つらい思いをしながら1日を過ごしている子どもたちがいます。

全国で子ども食堂は多くの場所で運営されていますが、地域のボランティアによる運営が主流ということもあり、月数回の頻度での活動となっています。
フードリボンプロジェクトでは、今日の食事に困った子がその日のうちに駆け込める場所を日常の中に増やすことに特化しています。
子どもが「今日お腹が空いている」というそのタイミングに応えられる仕組みであることが、この活動の最大の強みです。

信頼と安心感が広がりを支える

一方で、「普段お金をいただいてご飯を提供している飲食店が、無償で食事を出すなんて本当のことなのか」と驚かれる方も少なくありません。
その疑問はとても自然なことだと思います。
だからこそ、市がこの取り組みをしっかりとバックアップし、包括連携協定などを締結することによって、飲食店も地域の方々も安心感を持って参加・利用できる環境を整えることが重要だと感じています。
行政のお墨付きがあることで「信頼できる取り組み」として広く認知され、参加店舗も利用する子どもたちも増えていきます。

地域全体で子どもを支える文化を

飲食店による実施により、営業日は毎日子どもを受け入れることができます。
300円のリボンを購入するという支援により、お店を利用する地域の大人が持つ社会貢献意欲をかたちにする「やり方」と「やり場」が生まれ、地域と共に子どもたちを支え応援する文化が育まれていきます。フードリボンプロジェクトはすでに全国の自治体との連携を広げており、全国の小学校区に1ヶ所ずつの活動店舗設置を目指しています。
藤沢市においても、こうした全国的な流れと連動しながら、地域独自の支援ネットワークをさらに強化していくことが求められています。

あなたにもできること

この活動への参加は難しくありません。フードリボン参加店を訪れた際に、300円のリボンを1枚購入して掲示板に貼るだけです。
その小さな行動が、今日どこかの子どもの一食につながります。また、地域の飲食店として参加を検討される方も大歓迎です。

辻堂・藤沢エリアでのフードリボンの輪を、私たちの手でさらに大きく広げていきましょう。
子どもたちに「今日の食事」と「暮らしの安心」を届けるために、一人ひとりができることを続けていくことが、子どもたちの未来につながっていきます。

藤沢市議会議員:西川せいじ

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