12月16日ケアラー支援に関する条例
12月16日ケアラー支援に関する条例、改め『ケアをされる人もする人も自分らしく生きることができる藤沢づくり条例』が制定されました。
この条例は藤沢市議会の各会派から1人ずつ選ばれた政策検討会議にて検討を16回、希望者のみの作業部会にて条文づくりを5回、シンポジウム1回とたくさんの協議検討を重ねてきた結果です。
私が担当した条文は第2条の定義の部分、そして第12条の早期発見の部分で、早期発見が1番大事な部分と考えています。
厚生環境常任委員会にて答弁者側として答弁させていただいた内容
先日の厚生環境常任委員会にて答弁者側として答弁させていただいた内容です。
今回「ケアラーが置かれている状況を把握するよう努めます」という文言を活用していますが、把握の方法は従来の子どもたちの変化を学校の教師がいち早く気付くといったことだけではないと考えています。
埼玉県におけるヤングケアラー支援スタートブックにもヤングケアラーの発見のページに「ヤングケアラーは、家庭内の問題であることから表面化しにくく、発見の難しさがあります。いかにしてヤングケアラーの存在に気づくかが肝要です。」との記載があります。
早期発見のために課題を抱える児童生徒がヤングケアラーかもしれないとの視点をもとに、児童生徒 や保護者と面談をしたり、保健室への来室時における、心の状態(悩みや困りごと)の把握をしたり、学校生活の各種アンケートを活用することで、ヤングケアラー及びその家族の状況を把握する機会を組織的に持つための創意工夫に努めていくことも含んでいます。
この創意工夫という言葉が重要ポイントで、創意工夫がなければ、ただ受け身の状態になりかねないと思っています。
条例のお名前も私が出したアイデアを活用していただきました。
また、条例のお名前も私が出したアイデアを活用していただきました。
自分の中でも最初の条例づくりということもあり、1番思い入れがある条例になりそうです。
1年間以上力を注いで来て本当に良かったと思います。
ただ、これはまだスタートラインに立っただけなんです。
これから藤沢市ケアラー支援協議会が立ち上がり、ケアラー支援計画を策定し、ようやく手厚い支援がスタートできます。きちんと軌道に乗るまで、時には発展的な提案を、時には厳しい指摘をして見守っていきたいと思います!
公約の一つだった条例制定できました!
ひとまず、公約の一つだった条例制定できました!
歩みを止めず、これからも走り続けます!
藤沢市議会議員:西川 せいじ